ICTの積極的な活用を支援します

 

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一般社団法人 ICT経営パートナーズ協会 メルマガ (第80号)

    http://www.ictm-p.jp/

                          2020/08/19

 

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【目 次】

 

1.巻頭コラム 『中堅・中小企業はDXで雇用の確保 』

 

                    ICT経営パートナーズ協会

                     IoT推進分科会 委員長

 

                             飯郷直行

2.ニュース・お知らせ:今号は有りません

 

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  巻頭コラム 『中堅・中小企業はDXで雇用の確保』

 

                    ICT経営パートナーズ協会       

                     IoT推進分科会 委員長

 

                             飯郷直行

  

 

  新型コロナ感染拡大による景気後退の中で、中堅・中小企業の雇用の確保は一層難

 しくなっています。このような状況でも、DXにより若手外国人を即戦力として営業

 強化できた中堅・中小企業を7月に関会長と訪問してきましたので内容を一部紹介し

 ます。

 

  訪問先は今野製作所(https://www.konno-s.co.jp/index.html)足立区に本社があ

 る約40名の油圧機器(ジャッキ)製造と板金加工を主力とする会社です。この会社

 は福島県にも工場を持ちDXにより、足立区の本社、工場、大阪の営業所の生産状況

 や営業状況を一元管理して経営効率を上げた実績をもとに、「東京町工場ものづくり

 のワ」プロジェクトも推進しています。

 

 この訪問で私が感心したのは、生産管理のDX化ばかりではなく、販売管理システム

 をサイボウズkintonで自社開発し、コミュニケーションはMicrosoft Teamsを使って

 若手の営業をどんどん即戦力化できたことです。

 

 中堅・中小企業の営業というと、どうしても人員不足で個人プレイに走るのが常です

 が、販売管理システムとTeamsにより顧客の要望や案件の状況を会社全体で共有する

 ことにより、ベテラン営業からは適時アドバイスがもらえ、製造部門からも製品知識

 に関する様々な支援がもらえるために、海外から働きに来た若者でさえ、即戦力とし

 て営業の第一線で活躍できていることです。

 

 今の20代は生まれた時からインターネットがあり、物心がついた時からSNSを利

 用して育っています。彼らが入社して、仕事では電話とFAXでコミュニケーション

 を取るのは抵抗が大きいと思います。メールと報告書でも大変です。販売管理システ

 ムやコミュニケーションツールにかぎらず、DXによる手軽な情報の共有が若手の即

 戦力化に役立ち、雇用の確保にも結び付くと感じました。

                                  以上

 

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