ICTの積極的な活用を支援します


★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★

一般社団法人 ICT経営パートナーズ協会 メルマガ (第74号)
    http://www.ictm-p.jp/
                          2020/02/19

★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★

 
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
【目 次】
 
1.巻頭コラム 『ローコード開発はIT業界を変えられるか? 』

                                    ICT経営パートナーズ協会 理事
                          超高速開発分科会 委員長

                        樋山 証一


2.ニュース・お知らせ: 
☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆

【巻頭コラム】 『ローコード開発はIT業界を変えられるか? 』

                                    ICT経営パートナーズ協会 理事
                          超高速開発分科会 委員長

                        樋山 証一

  某大学の総合情報学部の学生が一昨年夏に弊社にインターンシップに来た。
 ローコート゛開発ツールを触ってもらったら、ノウハウを身に付けたかったのか、その
 後、週二日アルバイトに来るようになった。そしてそのまま、採用内定を出してこの
 4月に入社することになった。

 学生である昨年秋から、ローコード開発の基本操作を知りたいと来社されるIT企業や
 ユーザー企業のITエンジニアに向けて説明をしてもらっている。学生が社会人に教え
 ているということだ。

 彼はプログラムをどうして作るか、プログラムコードの書き方についてはさほど興味
 がないようだ。それより、企業の経営活動や事業推進を効率的に行えるか、その仕組
 みをITで構築することに関心があるようです。

 その光景を目の当たりにして、我々IT企業も見習う必要があるのではないかと考えさ
 せられた。そのような若いエンジニアが増えてくるとIT企業も変わってくるし、ユー
 ザー企業から求められるのではないかと考える。

 正確性を求めることは重要であるが、経営活動の価値にあまり影響を与えないことを
 時間をかけて整えるより、経営や事業に早く成果を出すスピードが求められている。
 そのことを学生や若いエンジニアに教えていくことが、日本の企業をグローバルなビ
 ジネスの競争に優位に立たせ生き残らせることになるのではないかと思う。そして、
 IT業界も変わってくるのではないかと予感している。


 【日本のITを海外に輸出することはできないか?】

 日本のIT業界の歴史は、商社やIT企業が海外からITの製品サービスを見つけ出し、そ
 れを国内に持ち込み、国内企業に販売してきたことが多かった。その製品サービスを
 日本企業が活用しながら、効果的に使うためのソフトウェアやサービス、ノウハウを
 蓄積してきた。日本国内にはIT活用の技術、ノウハウが集積しているといわれている。

 海外企業が提供するIT基盤を活用せざるを得ない現状であるが、今後は自分たちが使
 うだけではなく、日本で熟成したITの活用やノウハウを海外に広めるべきである。経
 営活動に活用するためのノウハウ、サービスをこれからの発展が著しいアジアアフリ
 カの国々の政府、企業に展開することができないだろうか。

 意欲のある私の友人は、アジアアフリカに支社や現地法人をつくり海外に展開してい
 る。今が最後のよい時期ではないだろうか。日本人の内に閉じこもる性格傾向を破っ
 てみてはどうか。若い世代が飛躍するためにも、IT業界人が未来と海外に目を向ける
 ようになると、日本のITを海外に輸出することはできると日本の将来も明るいものに
 なるのではないだろうか。


 【超高速開発からローコード開発に改名した理由】

 昨年10月、団体設立から6年間活動した「超高速開発コミュニティ」を「ローコード
 開発コミュニティ」に名称変更した。この間、超高速開発ツールを活用した企業の事
 例や効果を業界市場に発信し、ユーザー、ITベンダー、エンジニアの反応が変わって
 きたことが毎年毎年実感できた。

 ところが変わっているのは日本国内だけではなかった。海外でも同じようにスクラッ
 チ開発ではなく、なるべくコードを書かずに迅速に経営や事業の仕組みを作ることが
 進んできた。
 日本の「超高速開発」とグローバルな「ローコード開発」は同じ開発手法であり同じ
 効果を生む、それを日本では呼び方が違うとなれば、市場やIT関係者も戸惑うだろう。

 これから、日本のIT企業が海外の企業、政府団体向けに、今まで蓄えてきた超高速開
 発ツール、メソドロジー、技術、ノウハウを発信、展開していこうとする気構えを示
 すためにも「ローコード開発」というキーワードで示そうというのが団体名称変更の
 理由である。

 日本企業がスピーディに柔軟な企業活動や事業展開を進めるために「ローコード開発
 コミュニティ」は応援していきたい。

 そして、若いエンジニアがグローバルな企業活動を舞台に活躍することも、「ロー
 コード開発コミュニティ」は応援していきたい。

 【おわりに】

 ICT経営パートナーズ協会とローコード開発コミュニティとの協働分科会として「ス
 ピードDX分科会」(座長 木村 礼壮氏)が設立された。(分科会開催については、
 当メルマガのニュース・お知らせを参照ください)

 企業のビジネス活動に貢献するシステムを提供するために、超上流から上流→開発→
 テストに至る過程をシームレスに確実に高速に行うための各コンポーネントの連携を
 模索したいとの思いとのこと、大いに期待します。ぜひ、皆さまもご参加いただきた
 い。

                                    以上

☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆

【ニュース・お知らせ】

 ●スピードDX分科会ご参加のお誘い:
 
  この度、ローコード開発コミュニティとICT経営パートナーズ協会の
  協働分科会として以下のスピードDX分科会の設立が承認されました。
  内容をご確認のうえ、是非ご参加をご検討を頂けますと幸甚でございます。

 【内容説明】

  企業のビジネス活動に貢献するシステムを提供するために超高速(ローコード)開
  発はコスト面だけでなく品質向上、メンテナンスビリティの向上等大きく貢献して
  います。
  また、企業の事業戦略に沿ったシステムを提供するためには要求定義、要件定義も
  重要な意味を持ちます。

  ローコード開発コミュニティとICT経営パートナーズ協会の協働分科会として、企
  業のビジネス活動に貢献するシステムを提供するためには超上流から上流?開発?テ
  ストに至る過程をシームレスに確実に高速に行うための各コンポーネントの連携を
  模索したいとの思いで、当活動を開始しました。
  当活動は以下の課題解決にも貢献すると考えています。
  ITプロジェクトの開発期間だけでなく要求定義・要件定義及びテストまでを超高速
  に実施できる。
  
  使用中の開発ツールが消滅した場合でも要求定義・要件定義を元に再生成できる。
    当面の活動方針は以下です。
     1) ユーザが自由にツールを選定できるように壁をなくす。
     2) 超上流から納品・保守までを超高速におこなう。
     3) 実際の案件を創出してその実際の場で適用・モデル化していく。
    現状:超高速開発を未導入の企業に対して超上流から上流→開発→テストに至る
   過程をシームレスに確実に高速に行うための各コンポーネントの連携を提案。
   第一弾として、某金融企業様に提案中。
   某金融企業様にて導入を開始した時点で某金融企業様の顧客に提案を予定。

 【組織】
  座長: 木村 礼壮 株式会社ドリームIT研究所
  事務局: 募集中

 【第一回 分科会開催情報】
  2月27日(木)15:00より日本橋公会堂1号洋室
  にて実施いたします。以下に参加できない参加希望者の方も次回に
  参加して頂けますと幸甚でございます。
  参加希望者の方は、座長 木村 礼壮宛 reiso.kimura@dream-biz.jp

 【プログラム】
  関会長のご挨拶
  分科会の内容説明
  質疑応答
  今後の活動についてのご提案
  参加者の役割分担のディスカッション
  次回のアクティビティ決定


●ITCA後援セミナーのご案内


【名称】ITCA後援セミナー「埼玉県と群馬県におけるIT経営支援活動の紹介」
【日時】2020年3月9日(月) 18:30?20:30
【場所】貸会議室内海 3F教室(本館 東京学院ビル)
    JR総武線水道橋駅西口より1分 
    〒101-0061 東京都千代田区三崎町 3-6-15
    https://www.kaigishitsu.co.jp/access/

【定員】50名

【趣旨】
 この度はITコーディネータが地域と密着して、その地域の産業振興に関わる活動紹介
 のセミナーを企画しました。
 首都圏近郊の埼玉県そして群馬県には日本の経済を支える地場産業が多くありますが、
 その地域を舞台としてIT 経営支援を行うITコーデイネータに講師を務めていただい
 て、活動の現況を紹介します。これを機会に ITコーデイネータの皆様にも、ご自身
 の居住地に目を向けて新たなビジネスチャンスを見つける指針としていただければ幸
 いです。

【プログラム】
 
 1)講演1「埼玉県におけるITCの活動の紹介」
   ・ 2019 年のキャッシュレス・消費者還元事業対応
   ・ 経営発達支援計画への対応
   ・ 個別の企業支援
   ・ 全国での中小企業向け活動→埼玉県内の活動に還流
     NPO法人埼玉ITコーディネータ副理事長
     中小企業診断士・IT コーディネータ 長戸 美樹
 2)講演2「群馬県におけるITCの活動の紹介」
   ・ 公的機関での企業支援(よろず支援拠点)
   ・ サイバー犯罪対策課への支援(群馬県警察)
   ・ 個別の企業支援
     NPO 法人 ITC 群馬 理事長
     ITマネジメント・サポート協同組合理事
     群馬県よろず支援拠点コーディネータ
     有限会社メディア・キジマ 代表取締役 木島 隆

【セミナー参加料】 2,800円
  お申込み受付後、事前お支払い手順についてご案内いたします。
  なお当日会場でのお支払いは3,000 円とさせていただきます。

【実践力ポイント】
  ITコーディネータ資格者には資格更新条件に関する運用ガイドラインに準じ、 ITC
  実践力ポイント1.0ポイント(ITCA届出団体主催セミナー:2時間1ポイント相当、
  上限なし)分を付与します。

【問合先】ITマネジメント・サポート協同組合事務局 藤田 秀一
  TEL:03-6868-5254  メール:itms@erp.jp

【申込方法】次のいずれかの方法でお申込下さい。
  1. 当組合のホームページからお申込:
    https://itms.or.jp/200309saitamagumma/
  2. Peatixからのお申し込み
    https://200309itmssemi.peatix.com/
   ※ このサイトから参加料の事前払い込みも出来ます
【主催/後援】
  主催 ITマネジメント・サポート協同組合
  後援 特定非営利活動法人 ITコーディネータ協会
     一般社団法人ICT経営パートナーズ協会(ICTMp)  
     特定非営利活動法人埼玉 IT コーディネータ/ITC埼玉
     一般社団法人クラウドサービス推進機構(CSPA)
     東京都中小企業団体中央会
     ITCA届出団体ITCイースト東京

================================================================

 

法人会員

連携団体