ICTの積極的な活用を支援します


★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★

一般社団法人 ICT経営パートナーズ協会 メルマガ (第62号)
    http://www.ictm-p.jp/
                          2019/02/20

★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★

 
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
【目 次】
 
1.巻頭コラム『スマートフォンとクラウドコンピューティングの組み合わせで
        社会が変わる』    
          
          内閣官房 シェアリングエコノミー 伝道師
          総務省 地域情報化アドバイザー
          サイバー大学 教授
          国立学校法人名古屋大学 客員教授
          一般社団法人日本中小企業情報化支援協議会 代表理事
                              一般社団法人ICT経営パートナーズ協会 理事                  
                           森戸裕一

2.『ITコーディネータ、コンサルタント向け業務システム研修』ご案内
    ~webセミナー(ウェビナー)による双方向研修~

         一般社団法人 ICT経営パートナーズ協会 理事
                          本間 峰一
3.ニュース・お知らせ
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆

☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆

【巻頭コラム】『スマートフォンとクラウドコンピューティングの組み合わせで
         社会が変わる』

          内閣官房 シェアリングエコノミー 伝道師
          総務省 地域情報化アドバイザー
          サイバー大学 教授
          国立学校法人名古屋大学 客員教授
          一般社団法人日本中小企業情報化支援協議会 代表理事
          一般社団法人ICT経営パートナーズ協会 理事         
                           森戸裕一

  2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けての準備が急ピッチで進んで
 いる。 1964年の東京オリンピックの際には、交通インフラとして東海道新幹線、
 首都高速道路、東京モノレールなどの整備が進み、通信やコンピュータ関連ではオ
 リンピック種目の記録がコンピュータでリアルタイム管理され、スローモーション
 画像や衛星放送の技術も進展した。

 2020年の東京オリンピック・パラリンピックでは、次世代都市交通システムや多言
 語音声翻訳システム、自動走行技術や移動最適化システムなどの取り組みが予定さ
 れている。1964年の東京オリンピックで日本は高度経済成長に弾みがついたように、
 2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催で日本は超情報化社会に弾みが
 つくのではないかと考える。

  世界でも類をみない超少子高齢化社会を迎えている日本、この国の行く末に不安
 を感じることもあるが少々高齢化先進国として科学技術イノベーションで次世代の
 姿を描くことができれば世界からも注目を浴びるのではないか。

 超少子高齢化の影響で生産人口は激減して、地方都市の企業や中小企業の人材不足
 は深刻化している。人材不足の対応としては外国人労働者の雇用と業務の自動化で
 の省力化が考えられると思うが、前者はビジネスモデルや業務プロセスを変えない
 という前提で、後者はICT/IoT、AI、RPAなどの先端テクノロジーを活用してビジネ
 スモデルや業務プロセスを根本から変革していくということになる。

 経済産業省などが提唱している中小企業の事業承継支援などの考え方も後継者不足
 などの文脈で語られることが多いが、生産人口減少による人手不足や消費者動向の
 変化を加味すると無人(自動化)モデルなども含め事業モデルの本質的な見直しと
 異業種・地域間・世代間・政策間などの視点での連携による新規事業創造に力を入
 れるべきである。

  1964年の東京オリンピックが開催されていた高度経済成長期は、当然ながらス
 マートフォンどころか携帯電話もなかった。また、オリンピックの記録管理にコン
 ピュータが活用されたと言ってもIBM1410という可変長十進コンピュータを活用し
 たオンラインシステムである。東京オリンピック開催後には日本の銀行の基幹シス
 テムにはこのオンラインシステムが導入されたという話を聞いた。

 業績拡大や業務効率化のためには東京を中心とした首都圏に本社機能や労働者を集
 中させることが一番だった。高校生や大学生の新卒一括採用からの終身雇用、年功
 序列の雇用システムなども日本国全体で経済成長するには最適のシステムだったと
 考える。

 2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けて、社会の通信インフラ
 としては国民の半数以上はスマートフォンを保有して、モバイル通信環境としては
 5G時代になり、クラウドコンピューティングを基盤として各種アプリケーション
 経由で様々なサービスが提供される。パソコンやスマートフォンだけでなく、モノ
 にもインターネットが接続され(IoT)、センサーなどから収集されたデータが巨
 大データベース(ビッグデータ)に蓄積され、そのビックデータをコンピュータで
 解析したナレッジが人工知能(AI)として労働者にクラウドコンピュータ経由で提
 供される時代になる。

 当然、受け手のデバイスは常に携帯しているスマートフォンになる。この時代の劇
 的な変化は、事務所などの固定されたオフィス環境の必要性、9時から17時までの
 固定された勤務時間、正社員制度、東京一極集中の経済環境などの高度経済成長期
 の遺産を一掃するインパクトを持っている。

  日本政府は働き方改革などを推進しているが、シェアリングエコノミーの台頭、
 パラレルワークの推進、業務の自動化などは高度経済成長期の強烈な成功体験を持
 っている層の抵抗もあり、普及の速度は上がらないが、それも2020年の東京オリン
 ピック・パラリンピックを機に変化すると考えている。やはり生産人口の減少とい
 う高度経済成長期とは真逆の雇用環境が、従来型の事業モデルの継続を難しくして、
 一気に変革期を迎えるというのが自然な流れである。

 米国と中国の経済戦争も激しくなっている。高度経済成長期に米国型の経済モデル
 を追随してきた日本。次世代は中国型の先端テクノロジー活用による経済モデルを
 取り込み、次世代の日本風にアレンジできるか。その鍵を握っているのは高度経済
 成長期に日本を牽引した大手企業ではなく、新興のベンチャー企業と共に地方都市
 の企業や中小企業になるのではないか。もっと言うと、企業規模の大小や東京か地
 方都市かという視点ではなく、先端テクノロジーを活用してスピード経営ができる
 企業か否か、成長が期待できる事業領域にポジショニングされている企業か否かと
 いう視点で見るとわかりやすい。大学の教員の立場としては、就職先の選定の際に
 は、そこを見るように指導している。

                                   以上 

☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆

 『ITコーディネータ、コンサルタント向け業務システム研修』ご案内
    ~webセミナー(ウェビナー)による双方向研修~

       一般社団法人 ICT経営パートナーズ協会 理事
                          本間 峰一

 当協会では、来年度から企業関係者、ITコーディネータ、コンサルタントの皆様
 などを対象にした業務システムに関わる研修を展開していきたいと考えています。
 講師は当協会の会員及びパートナーが担当する予定です。

 本研修は遠方の方でも容易に参加していただけるように、最新のWebセミナー
(ウェビナー)形態を用いたオラインセミナーで実施する予定です。ウェビナーは従
 来型のセミナー会場のネット配信やeラーニングとは違い、説明資料の直接確認や
 講師と受講生間の双方向やりとりなども可能となりますので、より実践的な形での
 研修開催が可能です。

 ウェビナーといってもなじみがない方も多いと思います。そこで皆様に対してウェ
 ビナーによる研修が意味があるかどうかを体験をしていただくために、3月に本間
   が実施します下記の生産管理システムに関するWebセミナーに、特別価格で参加
   できるよう企画致しました。

 本研修の連携開催にご協力いただけそうな皆様は、3月20日の下記Webセミナー
 に参加していただけますようご案内申し上げます。

 ★ 本間峰一新刊書発刊記念Webセミナー
   「誰も教えてくれない生産管理システムの正しい使い方」
   開催日:2019年3月20日(水)13:30 ~ 16:30(3時間)
       https://www.monodukuri.com/seminars/detail/6850

   受講料(特別価格):10,000円(税別)/接続ID数(本来は20,000円です)
   申し込み先:ICT経営パートナーズ協会

         →お申し込みは主催者ではなく当協会に申し込んでください。
          主催者に直接申し込んだ場合は特別価格対象外になります。

 注)Webセミナーのお試し版動画配信「なぜ生産管理システム活用相談が増えて
   いるのか(約46分)」を下記サイトでご覧いただくことができます。
    http://homma-consulting.jp/webinar/

 尚ご参加頂ける方々には、別途受講場所の設定の仕方、及び受講方法につき、ご説
 明いたします。
 皆様の奮ってのご参加をお待ちしております。
                       

 *********************
   株式会社ほんま
   コンサルティング事業部
   中小企業診断士
    本間 峰一(ほんま みねかず) 
    m.homma@mbf.nifty.com
    http://www.homma-consulting.jp/

 新刊本「誰も教えてくれない「生産管理システム」の正しい使い方」
   http://homma-consul.sakura.ne.jp/seisan-tokka.pdf     

☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆

【ニュース・お知らせ】

●当協会の石田専務理事のアクロホールディングス主催による
 ビジネス交流会についてご案内させていただきます。
 毎回250社~300社が参加する名刺交換会です。
 --------------------------------------------------------------
   第12回 ビジネス交流会(名刺交換会)
       (株)アクロホールディングス主催
 --------------------------------------------------------------

 【日 時】 : 2019年 3月26日(火)18:30~20:30(受付開始18:00)
 【内 容】 : IT企業ビジネス懇親会(名刺交換会)
 【会 場】 : ホテルグランドアーク半蔵門 大宴会場 富士の間
         http://www.grandarc.com/
 【参加費】 : 事前お振込み 1万円/お1人様
 【お振込先】: 三菱UFJ銀行 日本橋支店
          普通)5192209  名義:カ)アクロホールディングス
 【定 員】 : 300名 ( 締切:3月20日 )

  ★お申込み・お問い合わせはこちら
   ⇒ https://www.acroholdings.com/seminar/detail.php?id=144

==================================================================
☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆

法人会員

連携団体